令和4年9月6日、富士河口湖町議会は第3回定例会を開催し、各種予算案件が検討された。
本議会では、議案79件を含む多くの重要な議案について審議され、その中で特に令和4年度一般会計補正予算(第4号)が注目を集めた。
本補正予算は、合計で1億7,217万4,000円の追加を計上し、総額を133億5,384万4,000円にするもので、様々な施策に関連した予算が含まれている。
町長の渡辺喜久男氏は、予算案の提案理由を述べる中で、「新型コロナウイルス感染症の影響を受けた経済対策を進める必要がある」と強調した。特に、住民への支援を拡充する方針を示し、ワクチン接種や経済活動支援に対する取り組みの強化を訴えた。
また、今年の夏に開催された「Mt.富士トライアスロン」に関する現状報告が行われ、渡辺武則議長は「大会の成功を受けた効果の分析を進め、さらなる運営の充実を図るべき」と述べた。
この他、町の財政健全化判断比率に関する報告も行われ、総務課の相澤一憲課長より、財政の健全性が維持されていることが報告された。実質赤字比率は基準内にあり、地域経済の安定に貢献しているとの見解が示された。
議案に関しては、今年度分の職員育児休業等に関する条例の一部改正や、特別会計の補正予算案も可決され、各地方の財政運営の健全性が示された。特に、育児休業等に関する規則や支援策の向上は重要視されており、今後の実施細則にも注目が集まっている。
最後の採決においては、全議案が賛成多数で可決され、町の財政運営及び各種施策の継続が確認された。議長は、「町民の皆様の生活向上のため、これからも努力していきたい」とのコメントで会議を締めくくった。
この議会の決定は、今後の富士河口湖町の発展において大変重要なものと期待されている。特に新型コロナウイルスの影響を受けた経済活動の再開において、実効性ある施策が求められる中で、今回の予算案はそのカギを握るものと考えられている。