令和4年第1回富士河口湖町議会定例会が開会し、16名の議員が出席した。
日程に沿って、最初に会議録署名議員として「山下利夫氏」と「佐藤安子氏」が指名され、本定例会の会期が3月8日から23日まで16日間に決定された。
続いて議員の派遣についての報告があり、町長からの提案理由説明が行われ、新型コロナウイルスに対する対応と地域経済支援について話された。
町長の渡辺喜久男氏は、感染症拡大防止に取り組む医療従事者への感謝を述べ、またウクライナ情勢とそれに伴う国際的な影響についても言及した。
加えて、経済支援策として昨年185万円が投入された「くらし応援商品券事業」の成功を報告。更に、町の観光業を支援するため1億円の予算が計上された宿泊割引策の実施が告知された。宿泊者には料金の一部助成が行われ、経済的な活性化が期待されている。
続いて、議案審議が進行し、富士河口湖町職員の勤務時間、休暇等に関する条例改正案が承認された。これは仕事と家庭生活を両立支援するためのもので、妊娠・育児関連の改革を含めたものである。
消防団員に関する条例も改正され、年間報酬の増額が優先的に承認された。相次いで可決された議案からは地域の安全保証に対する重要性が強調された。
また、国民健康保険税の改正案では、就学前児童への減額措置を実施し、保育に関連する助成へも言及がなされた。議員や住民からはこの措置に賛否の意見が交わされたことも報告される。
最後に、今後の議案として、財政調整基金からの繰入金に關する審議が行われ、町の健全な財政運営管理に向けた取り組みが求められる。また、今後の議会活動においても、町民の意見が積極的に反映されることを議会がはっきりと約束したことが確認された。