令和2年3月10日、富士河口湖町で定例会が開催された。
この会議では、主に予算関連の議案が取り上げられ、町の2020年度予算案が審議された。特に、教育課題や町営住宅に関する条例の改正、さらには新型コロナウイルス感染症に関連した影響が報告された。
議長の梶原義美氏が開会の挨拶を行い、出席議員の状況を確認した後、日程が進行された。特に注目されたのは、「富士河口湖町職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定」などの議案でありました。総務課長の赤池和文氏が提案理由を説明し、この改正が会計年度任用職員の服務の宣誓を必要としていることを示した。
また、町長の渡辺喜久男氏が教育関連についての説明を行まり、船津小学校の増改築工事について進捗状況を報告した。工事は当初予定した2020年1月末の完成が難しくなっているとして、遅延の理由を述べた。これに対し議員からは、計画段階でのより詳細な検討が必要であったとの指摘もなされた。
さらに、新型コロナウイルスによる影響が町の経済に及ぼす懸念も取り上げられた。町が計画している観光支援事業の概要が説明され、特にキャンセルされた予約への補填や観光プロモーションの強化が求められた。観光課の三浦吉彦氏からは、コロナ禍による外国人観光客の減少についても言及があり、町の観光振興に向けた具体的な支援策が今後必要であると強調された。
各議案の採決は原案通り可決され、町民に対する施策を推進するための基盤が整えられた。特に、富士河口湖町を支える多様な施策が続々と発表された背景には、町としての経済回復への強い意志が感じ取られた。