令和3年第3回富士河口湖町議会定例会が9月10日午後2時30分から開催された。議題には、令和2年度の各財産区特別会計の歳入歳出決算などが含まれていた。
会議は中野貴民議長によって進行され、出席議員16名が全ての議題に参加したことを確認した。議案は委員会付託を省略して一括採決の形で進められ、異議は出なかった。全32件の歳入歳出決算は、決算特別委員会委員長の渡辺美雄議員による報告を受け、認定された。
決算特別委員会の委員長報告は、令和2年度の財産区特別会計の内容を詳しく説明した。特に、財政状況の厳しさやコロナ禍の影響が指摘された。渡辺美雄議員は「財政の健全化に慎重に努めている」と強調しつつ、各議案の原案通りの認定を求めた。
また、議案第82号の給水車取得については総務課長の相澤一憲氏が、その必要性と条件について説明を行った。入札の結果、1,470万円で落札し、関係議員の理解を求めた。
さらに、コロナ禍による厳しい財政状況に対応する意見書も可決された。発議者の堀内昭登氏は「地方税財源の充実が急務である」と述べ、国に対する要望内容を提示した。賛成意見も多く、賛成多数で意見書が採択された。
首長からは、管理委員選任に関する同意も求められたが、これも特に異論は無く、次々と認められた。特に新しく選任された管理委員については、地域への貢献が期待されている。
多くの議案が円滑に承認され、町全体の施策や活動が今後も進められる見通しが立った。議長は最後に、全ての出席者に感謝の意を述べ閉会いたした。会議の進行はスムーズで、出席議員の協力により、質疑応答や討論も活発に行われた。今後は、確実な財政運営と地域の発展が期待される。