令和4年第4回富士河口湖町議会定例会第3日の一般質問が行われ、子育て支援に関する議論が中心となった。本日は、主に佐藤安子議員による質問が焦点となり、特に伴走型子育て支援についての具体的な施策が提案された。県内の子育て環境を改善するための取り組みとして、妊娠から出産に至るまでの包括的な支援を強化する必要があると主張され、総務省より予算が確保されたことが背景にある。この件について、子育て支援課長の山中一敏氏は、「伴走型相談支援を強化し、よりきめ細かいサービスを提供することが課題である」と述べた。加えて、助産師との連携強化に関しても言及し、妊産婦が安心を持って支援を受けられる体制を整える重要性が強調された。
また、トイレ環境の整備に関する質問も行われ、特に公共トイレにおいて利用しやすさの向上が求められた。佐藤議員は、冬の観光シーズンに向けて、暖房便座の導入や清掃状況の改善を要望した。これに対して、観光課長の外川正和氏は、「必要な整備を検討し、観光客に快適な環境を提供できるよう努力する」との考えを示した。
さらに、毎月1日に設定されるリサイクルの日についても議論され、プラスチックごみ削減に対する具体的な施策が求められ、環境課長の堀内淳氏は、「現在の取り組みを強化し、地域全体でのリサイクル意識を高める施策を検討している」と応じた。
最後に、グランピング施設建設に関する懸念が示され、過去の条例改正に伴い、住民の安全保障が重要であるとの認識が各議員より示された。土砂災害警戒区域内での開発に際し、町長の渡辺喜久男氏は、「法律の範囲内での判断を行っており、安全管理についても事業者に指導を行っていく」との意義を強調した。今後も住民の命を守るための施策が求められる。
今定例会では、町民の生活を守るための具体的支援策について、様々な意見が交わされた。