令和4年6月14日、富士河口湖町議会の定例会が開催され、様々な議案が審議された。議会では、一般会計補正予算や財産区に関する同意案など23件が上程され、全会一致で可決された。
まず、議案第55号と第56号の一般会計補正予算について、総務常任委員会の小佐野快委員長が報告を行った。この補正予算は、地域防災課からの説明に基づくもので、歳入や歳出の調整が図られた。委員会からは「地域防災の強化が必要」との認識が共有され、同案は無事可決された。
続いて、文教社会常任委員会の井出正広委員長が議案第57号と第58号、すなわち国民健康保険特別会計と介護保険特別会計の補正予算について報告した。それぞれ、原案通り可決され、「地域の健康支援に努める」との委員の発言があり、予算使用への期待が寄せられた。
さらに、議案第59号の水道事業会計補正予算については、三浦康夫委員長が説明を行った。「人件費の増加が影響している」とし、補正額を591万円とし、その原案も可決された。
議案第60号の一般会計の補正予算においては、総務、文教社会、産経土木の三つの常任委員会からの報告が行われ、全会一致でこれも可決となった。この補正では、新型コロナウイルス対策や地域振興策が議論され、委員からは「社会変化に即した予算執行が重要」との意見があった。
さらに、富士ヶ嶺第5水源さく井工事請負契約についても議題に上がり、総務課長の相澤一憲氏が取りまとめを行った。契約金額が7018万円に設定され、「水源の確保は地域の重要な課題」との発言があった。議案は全会一致で可決された。
その後、同意第14号から同意第16号までの財産区管理委員選任の同意案についても取り上げられ、「地域の発展に貢献できるメンバーを選任する」との町長の意見もあり、これらも全て可決された。
会議の最後に、議長の渡辺武則氏が「今議会の成果に感謝し、今後も町民のために尽力する」と述べ、令和4年第2回定例会は閉会を迎えた。