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周南市議会臨時会で防災対策と国民宿舎譲渡が議論

周南市の臨時会で新型コロナ対策が強調され、防災や国民宿舎湯野荘の譲渡に関する報告があった。
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令和4年第1回周南市議会臨時会が1月21日に開会した。

新型コロナウイルスのオミクロン株の感染拡大に伴い、山口県内の感染者が急増。周南市も感染拡大防止集中対策期間を設定し、基本的な感染予防対策の重要性が強調された。議長の青木義雄議員は、マスクの着用や手指消毒を義務づけ、発言時にはマイクに近づくことを呼びかけた。

議事日程では、まず会議録署名議員の指名が行われ、遠藤伸一議員と金子優子議員が選ばれた。また、会期は1月21日から24日までの4日間と決定され、承認を得た。

続いて、報告第1号として、損害賠償に関する専決処分が報告された。産業振興部長の山本敏明氏は、交通事故による損害賠償1万1,858円が専決処分されたことを説明。事故現場の道路陥没についても、早期の修繕を進めることが確認された。質疑応答では、事故の責任の所在や市の過失割合が問われ、部長は市が管理する136路線の林道が関与しているとの理解を示した。

日程第4では企画総務委員会の中間報告が行われ、「防災対策への取組」や「国民宿舎湯野荘に関する調査」が議題に上がった。企画総務委員長の井本義朗議員は、アナログ式防災行政無線の老朽化とその対応について説明。老朽化が進む設備の使用延長について意見が出る中、防災ラジオやスマートフォンアプリ導入への期待も述べられた。

また、国民宿舎湯野荘の民間譲渡に向けた進展が報告された。新たに設立された一般社団法人おいでませ湯野が譲渡先候補となり、地域活性化を視野に入れた取り組みが進む。ただし、施設の全営業終了は令和4年2月14日になり、譲渡のための手続きが必要であることが周知された。

最後に、4つの議案が提案され、特別会計の廃止や補正予算が審議されることとなった。議案に対する質疑応答が行われる中、従業員の雇用問題や退職金についても朧げながら触れられ、地域との関係構築における市の姿勢が問われた。市長は感染拡大防止の重要性を訴え、今後の対応に期待する意向を示した。

議会開催日
議会名令和4年1月第1回周南市議会臨時会
議事録
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