令和元年9月5日、海南市議会の定例会が開かれた。議会では、今期の会期を29日間に設定し、様々な議案が審議されることとなる。
初めに市長、神出政巳氏が挨拶を行った。発言の中で、8月2日に名高地区で発生した水道管破損事故について言及した。市民へ多大な迷惑をかけたことに対し深くお詫びした。また、今後の水道サービス提供の安定性についても言及した。
さらに、市長は10月に開催される第13回全国やきとリンピックについても触れた。この催しは海南市の魅力を広くPRする絶好の機会とし、特産品も展示される予定である。訪れる多数の来場者に市の良さを知ってもらえると期待しており、観光振興に寄与するであろうとした。
また、議会改革に関する件では、委員会の活動状況が報告された。議会改革特別委員会の委員長、榊原徳昭氏は広報広聴における意見交換会の結果を基に議論を続ける方針を示した。また、政治倫理条例についても素案を作成することを決意した。
市長は、今回の議案の中では、一般会計補正予算や各種条例改正案、決算の認定等が含まれていると説明した。特に補正予算には津波避難整備や保育関連の無償化など、重要な経費が盛り込まれている。
議会での質疑応答の時間も設けられたが、特段の質問は上がらず、議論はスムーズに進行した。議会は10月3日までの会期とし、その間に提出された議案の審議を行うことを確認した。
議論の結果、全ての議案は承認され、さらに市民交流センターの工事請負契約も進捗することが決まった。市には、これからの発展を感じさせる様々な活動が求められ、議会もその進行を支えるための機能を果たしていくことと期待されている。