令和6年2月定例会が開催され、重要な議題が取り上げられました。
冒頭で、議長の戸田正人氏が会議を開き、日程に沿った進行が行われました。特に注目されたのは、一般質問における山本大地氏の発言です。彼は、生成AIの活用についての具体的な質問を投げかけました。
山本氏は、能登半島地震の被災者への配慮を示しつつ、生成AIのメリットを利用することで業務効率化が図れることを指摘しました。具体的には、「和歌山市が抱える問題」をテーマにした生成AIの導入例を挙げ、市の文書作成の効率を向上させる可能性に言及しました。
さらに、先進事例として横須賀市の取り組みを紹介し、市職員の生成AI活用率が約17%にとどまっている点を問題視しました。職員がその利用方法を理解できていないことが原因とされます。市長の尾花正啓氏は、「生成AIを積極的に活用したい」と述べ、環境整備の重要性を強調しました。
また、山本氏は災害協定の必要性についても触れ、協力体制の重要性を訴えました。亀井利昭理事兼危機管理局長は、日常的な連携体制の維持が災害時の迅速な対応につながると述べました。
その他、坂口多美子議員は介護保険制度の改定について質問しました。特に、訪問介護の報酬引き下げに対して批判の声が上がり、「ひどい状況が続く中、制度の見直しが必要だ」と厳しい言葉を投げかけました。多くの市民が直面している問題が、この制度によって影響を受けていることに強い指摘がありました。
この会議では、多くの市民の意見が反映される議論が繰り広げられ、今後の議会活動においても市民の声をしっかりと受け止め、対策を考えなければならない重要性が再確認されました。会議は午後1時53分に終了し、次回は3月7日午前10時からの予定です。