海南市議会の令和6年6月定例会が開催され、多くの議案が審議された。この日の会議では、いくつかの組合の議員選挙や、専決処分の報告が重要な議題となった。
まず、国民健康保険野上厚生病院組合議会の議員選挙が行われ、池原弘貴君、東方貴子君、熊野愛子君の3名が当選した。出席議員全18名のうち、17票が有効票であり、法定得票数を上回る結果であったとの報告がされた。
続いて、海南海草老人福祉施設事務組合議会の議員選挙でも、古田充司君、岡義明君、寺脇寛治君、榊原徳昭君の4名が選出された。こちらも出席議員全員の投票により、当選者が決定した。
海南海草環境衛生施設組合議会の議員の選挙では、東方貴子君と橋爪大輔君の2名が当選したことが報告された。引き続き行われた選挙の結果、五色台広域施設組合議会と紀の海広域施設組合議会においても、それぞれ川口政夫君、川崎一樹君、古田充司君、池原弘貴君、溝口恵敬君らが議員に選ばれた。
また、和歌山県後期高齢者医療広域連合議会の議員も杉本博美君が指名により当選した。最後に、海南市の市税条例などに関する専決処分の報告が行われ、令和6年度の一般会計や国民健康保険特別会計の補正予算も審議された。
市長の神出政巳君は新型コロナウイルスワクチンの接種事業や、生活支援給付金に関する予算案について具体的な額を示しつつ、審議の必要性を訴えた。特に、国の経済対策としての減税工事が施行される中で、これらの補正予算が市民に与える影響を強調した。
今回の定例会は、議会選出監査委員の廃止に伴う報酬額の定めや、人権擁護委員候補者の推薦に関する諮問も含まれており、議会の運営に対する市民の関心を集める内容となった。議会は、この日の審議を終え、次回の開会日を6月12日と決定した。