令和元年6月13日、海南市議会は6月定例会を開催した。
この定例会は新元号令和を迎え初の開催であり、議員や関係者の出席を得た。市長の神出政巳氏が挨拶し、新しい時代の到来に対する期待を表明した。
特に注目されたのは、2020年に実施される東京オリンピックの聖火リレーである。海南市でもリレーが実施されることが決定し、神出市長は市民の参加を促し魅力を発信する機会であると強調した。
行政報告では、4月から5月にかけて16会場で開催した市政懇談会に1,328人が参加したことが報告された。神出市長は、地域との対話を重視し、今後も市政運営に反映させる方針を示した。
また、7月から県内初となる住民協議会を開催予定であるとし、市民が政治や行政に積極的に関与する場を設けることを説明した。議案に関しては、半数以上が専決処分である点が際立っており、専決処分事項として合計5件が報告された。
具体的には、税条例、国民健康保険税条例、介護保険条例の改正が含まれており、急を要する案件として処理された。その他にも、補正予算や新たな条例制定に向けた議案も提案され、多岐にわたる内容が議会に上程された。
議会改革に関しても話し合われ、特別委員会による活動報告があった。今後も広報や意見交換会の運営方法に関する継続的な協議が行われる予定である。