令和5年11月30日、海南市議会は定例会を開会した。
市長の神出政巳氏は、世界的な金融引き締めや物価上昇を指摘しつつ、成長型経済への転換を模索すると述べた。
また、今定例会では、議案第85号の令和5年度一般会計補正予算(第8号)を中心に25件の議案が審議されている。
特に、議案第85号は(仮称)中央防災公園整備事業に関連するものであり、債務負担行為の設定が求められている。
この事業は、債務負担行為を早期に設定することで、国からの交付金消化を進める狙いがあると神出政巳市長は強調した。
議員の岡義明氏は、工事の進捗状況を質し、これまでの説明の透明性を求めた。
藤田倫成都市整備課長は、工事の必要性を説明し、進行中のインフラ工事との兼ね合いで適切な契約手法を選ぶ方針を示した。
また、住民の理解を得るための説明責任についても言及し、議会における情報共有を約束した。
さらに、今後の工事が地域に与える影響についての検討も進めるとした。
道の駅サクアスは、訪問者数が11万人を超えるなど好調な運営を続けていることが報告された。
市民や観光客にとって魅力的な施設として機能していることが強調され、市内外への情報発信の重要性が再確認された。
更に、プレミアムクーポン券事業が今後開始されることで、物価高騰の影響を受ける市民生活への支援が期待されている。