令和2年9月定例会では、海南市の年度予算および各種決算について審議された。
また、議員派遣や財産取得についての議題も含まれている。
まず初めに、議案第65号の令和2年度海南市一般会計補正予算(第8号)では、インフルエンザ予防接種費用助成事業などが確認された。
和歌真喜子議員は、助成を受ければ市民が負担なく予防接種を受けられる点を評価し、今後の取り組みの継続を期待した。
一方、議案第66号の令和元年度海南市一般会計歳入歳出決算の認定については意見が分かれた。和歌議員は、消費税増税に伴い地方消費税が9億円に達するとは限らなかったと指摘し、減税が必要だと訴えた。
また、ブロック塀撤去促進事業に関しては、予算の約4分の1しか活用されていない現状を受け、市民の防災意識を高める必要性が議論された。
さらに、議案第70号から第74号にかけて、各種特別会計の歳入歳出決算についてはいずれも原案可決となった。特に病院事業会計の決算認定は、今後の医療サービスの向上に寄与すると期待されている。
議案第75号と第76号の財産取得についても、全会一致での可決がなされた。
最後に、川崎一樹議長による挨拶では、議員たちが皆の意見を真摯に受け止め、住民の生活支援に取り組む意向が強調された。 確認事項として、議員派遣の決定も報告された。
今回の会議は、市の財政運営にとって重要な決定が多く、今後の市政に与える影響も少なくない。 開議から閉会までのスムーズな進行にも注目が集まった。