令和4年9月1日、海南市議会は9月定例会を開会し、市長の神出政巳氏が挨拶を行った。御多用の中、出席した議員や関係者に対し感謝の意を表した。しかし、挨拶では本市職員による収賄事件について謝罪し、厳しい処分を行ったことが伝えられた。
この収賄事件により、本市の信頼が著しく損なわれたことへの遺憾の意が示された。市会の行政責任の一環として市長と副市長が給料10%を3か月間減額することも発表された。
また、市長は本定例会で審議される案件について、条例や補正予算を含む19件であることを説明。特に海南駅北駐車場に関連する宿泊施設の建設が令和6年2月に開業予定であることを報告し、地域経済に与える影響に期待を寄せた。
本議会では、地域公共交通の確保を求める特別委員会の設置が提案された。岡義明議員は提案理由を説明し、高齢者や障害者など交通弱者の移動手段の確保が喫緊の課題であることを強調した。
次に、水道事業に関連する特別委員会の設置も提案された。市民生活にとって重要な水道事業の老朽化が問題視され、委員会の設置が必要とされている。また、安倍元首相の国葬に対する意見書案も取り上げられ、賛成する意見分かれる中、社会的な議論が巻き起こる内容となった。
会議は各議題で質疑や討論が行われ、予想通り議決を経て進行される。特別委員会の設置や意見書の提出について賛成または反対意見が交わされ、最後には川口政夫議員の署名により会議録が完結した。