令和2年6月29日、海南市議会は6月定例会を開催した。
この日は、議案第64号である令和2年度海南市一般会計補正予算(第6号)の審議が主な議題となった。
まず議長の川崎一樹氏が、議員の片山光生氏が急逝したことを報告し、議会全体で哀悼の意を表した。追悼演説では、川口政夫氏が故人の功績を称え、議員としての貢献を振り返った。
次に、令和2年度海南市一般会計補正予算(第6号)について審査が行われた。
予算決算委員会の宮本勝利氏が報告を行い、議案が全会一致で可決されたことを明らかにした。特に、新生児臨時特別給付金の創設が評価され、東方貴子氏がその意義を強調した。新生児に対し、10万円の給付を行うことから、保護者に対して支援の手を差し伸べることで、同市民としての誇りを示した。
さらに、ひとり親世帯への支援も拡大し、より多くの市民が恩恵を受けることができる。和歌真喜子氏は、子育て世代包括支援センター事業の重要性を強調し、国の施策が市に引き継がれることへの期待感を表明した。
また、プレミアム付商品券事業についても言及し、市民の声を反映した取り組みとして支持を受けている。議会ではこの補正予算が市の経済を下支えし、地域の活性化につながることが期待されており、市の姿勢が如実に表れた。
最後に、議案は全会一致で可決され、今後の市政運営に向けた議会の決意が示された。
次回の会議は、明日6月30日から休会し、7月3日に再開される予定である。