令和3年5月17日、小平市で幹事長会議が開かれた。議会人事未決定の状況に加え、新たな特別委員会設置や親善訪問についても協議がされていることが確認された。
日程第1では、議会人事についてが主な議題となった。松岡幹事長は、政和会、市議会公明党、フォーラム小平の3会派間での調整が未だ整わない状況を報告。この申合せに関する議論は、数年にわたり行われてきたが、結論には至っていないと述べた。特に、議会基本条例との整合性を巡って意見が分かれている模様である。
伊藤幹事長は、申合せ遵守について強調し、なぜ3会派での申合せの再協議が必要かを疑問視した。また、「各会派が自らの候補者を決めるべきだ」との意見を述べたのに対し、松岡幹事長は、前回の合意を重視しながらも、自然な流れでの議論を続けたと説明している。さらに、細谷幹事長やさとう幹事長も、基本的には過去の申合せを尊重する必要があるとの意見を示した。
このような議論の中、津本座長は、議会人事の調整が未決定であることから、再度の幹事長会議を開催する意向を示し、全員の同意を得て閉会した。
議題の2つ目は、特別委員会の設置に関するものである。議会事務局長が、新たな特別委員会の設置議案に関して説明し、スマートシティ小平推進調査特別委員会と、まちづくり調査特別委員会の設置が承認された。どちらの委員会も議会閉会中に調査が可能なことも確認されている。
3つ目の議題は小平町の親善訪問であり、産業まつりの中止に伴い、訪問の実施可否が問われたが、意見交換の末中止が決定された。最終的に、松岡幹事長が参加議員数の調整について提案しつつ、次年度の訪問についても議論することが確認された。
最後に、常任委員会の行政視察について審議された。新型コロナウイルス感染症の影響を考慮しオンライン視察を模索する意見が多く、調整状況を見ながらの対応が求められることになる。今後の状況に応じて継続的な協議が必要とされている。