令和二年十二月十四日、東京都北区議会は第三回臨時会を開催した。
議題の中心は、令和二年度東京都北区一般会計補正予算(第六号)である。今回の補正予算は、新型コロナウイルス感染症の影響を受けたひとり親世帯への支援を強化するものであり、臨時特別給付金の再支給を含む。補正予算額は一億四千二百四十七万円、最終的な予算額は一千九百九十四億五千四十五万七千円に達する。
花川與惣太区長は、「この補正予算により、経済的な困難を抱えるひとり親世帯に対する支援を積極的に行いたい」と説明した。その上で、特定財源として国庫支出金を見込んでいると強調した。
また、企画総務委員会からの審査報告も含まれ、議員からは予算案の迅速な審議に感謝の意を示す声もあった。副議長の坂口勝也氏は、これに関連して「区民が必要とする支援を迅速に行うことが重要である」と言及した。
議会では、委員会への審査付託が承認され、予算案は満場一致で可決された。これによって、年内の給付金再支給が確実になり、区民からの期待も高まっている。