12月26日に全員協議会が開かれ、令和4年度の東京都北区一般会計補正予算についての議論が展開された。
区長の花川與惣太氏は、会議の冒頭で国による経済対策の決定を受け、出産・子育て応援事業を実施するため、今回の補正予算を提案したことを説明した。
補正予算総額は、6億5,394万8,000円に達し、その内訳として特定財源が2億8,486万4,000円、一般財源が3億6,908万4,000円となる。一般財源は財政調整基金からの繰入れで賄われる。
財政課長の小林誠氏は、令和4年度の一般会計補正予算の詳細を説明し、出産・子育て応援事業が重要な柱であると強調した。支援の対象は、妊娠届出時や出生届出時にそれぞれ5万円相当が支給される。他にも、東京都からクーポン券などによる支援も行われると述べた。
さらに、キャッシュレス決済によるポイント還元事業についても言及された。これは、事業の進捗を踏まえて、予算額が不足すると見込まれ、追加予算が必要になる。
質疑応答の時間では、議員からの質問はなく、第105号議案については所管委員会に審査を付託することが決定された。名取ひであき議長は、スムーズな進行に感謝の意を表し、午前9時43分に全員協議会を閉会した。