令和元年5月22日、東京都北区議会の臨時会が盛況裏に開催された。
この日、最初の議題として議長選挙が行われ、渡辺かつひろ議員が見事当選を果たした。出席議員全員が支持し、決定に至った。渡辺議長は議場で「七十代目の議長として責任の重さを痛感している」と強調し、区政の発展に向けて尽力する意思を示した。
続く議題は副議長選挙で、古田しのぶ議員が選任された。古田副議長は新しい議会改革に取り組む覚悟を表明し、議会運営の円滑化を目指すと述べた。
常任委員会および議会運営委員会の選任に関しては、全ての議員が異議なく承認し、選任が完了した。また、特別委員会の設置に関する動議が提出され、多くの議員が賛同して設置が決定された。
地域開発特別委員会、防災対策特別委員会といった委員会が新たに設置され、地域の課題に対応する取り組みを進めることが確認された。これに対し、山中りえ子議員は地域開発特別委員会の設置趣旨を説明した。
また、東京都北区特別区税条例等の改正についても、緊急性を考慮し、報告及び承認が迅速に行われた。花川與惣太区長は、住宅借入金等特別税額控除の適用期間延長について改正が必要とした背景を説明した。
一方、監査委員の選任においては、榎本一議員と小田切かずのぶ議員がそれぞれ新たに選任され、その豊富な経験と信頼性が大いに評価された。区長は、これからの北区政において重要な役割を担う人材であると、両名を高く評価した。
最後に、議事を締めくくる形で、花川区長は新たな区議会の出発に向けた抱負を述べ、議会全員の協力を求めた。これにより、令和元年第一回東京都北区議会臨時会は円滑に終了した。