令和三年十二月、東京都北区議会が臨時会を開催した。
今回の会議では、令和三年度東京都北区一般会計補正予算(第七号)を中心に議論が展開された。
まず、花川與惣太区長は、一般会計補正予算について説明を行い、新型コロナウイルスの影響を考慮した臨時特別給付金事業費の増額を明らかにした。今回の補正予算額は、歳入歳出ともに十七億五千八百七十万二千円で、補正後の予算総額は一千六百七十二億二千四百八十三万七千円に達する。
この補正予算は、コロナ禍で苦しむ子育て世帯への支援を目的としている。税金の使い道が住民に直接的な影響を与えるこの案件には、大きな関心が寄せられている。花川区長は、今後の感染症対策についても議会の支援を仰ぎ、力を合わせて取り組む姿勢を示した。
また、議長の名取ひであき議員は、十条まちづくり特別委員会の副委員長辞任について説明し、新たに渡辺かつひろ議員が副委員長に選任されたことを報告した。これに伴い、榎本一議員が議員を辞職したというニュースも共有された。
議事進行の中で、委員会への審議付託も行われ、すべての議案は無事に可決された。会議の閉会に際し、花川区長は議員への感謝の意を示し、今後の協力を求める挨拶を行った。区長は、区政の推進に向けた取り組みを続ける考えを強調した。
令和三年の締めくくりとして行われたこの臨時会は、地域支援に向けた重要な予算が承認され、今後の政策実行への期待が高まっている。