5月23日、東京都北区議会は令和5年第一回臨時会を開催した。
今回の臨時会では、議長選挙や副議長選挙など、重要な議事が取り上げられた。
議席には、出席した40人の議員が並び、議長には大沢たかし議員が選出された。
大沢議員は議長就任時、「温故知新、先人たちの英知を活用して新しい時代に合った議会運営を目指していきたい」と述べた。
続いて、副議長にはいながき浩議員が選ばれた。
選任後、いながぎ議員は、「課題が山積しており、区民からの期待も高まっている」と語り、議会改革への意気込みを示した。
また、常任委員会や議会運営委員会の委員も選任され、役割分担が進められた。
特別委員会の設置についても動議が提出され、地域開発特別委員会、防災対策特別委員会、都市ブランド推進特別委員会が設置される運びとなった。
これらの委員会は、それぞれ地域振興や防災対策、シティプロモーションについて審議することが期待されている。
一方、令和5年度一般会計補正予算に関しても報告があり、エネルギー価格などの影響を受けた低所得世帯への支援策としての補正予算が承認された。
この予算案は、特に物価高騰に伴う給付金の速やかな支給を考慮して編成されたものである。
議会の閉会に際し、山田加奈子区長は、「新たに発足した議会構成に感謝し、連携を深めていくことが大切だ」との期待を表明した。
区長が示した「みんなで創る北区新時代」の理念に基づき、議会と区長部局との協力体制が今後も求められる。