令和3年11月22日、東京都北区議会定例会が開催され、数々の議案が議論された。
特に注目された議題は新型コロナウイルス感染症に関する対策の検証である。佐藤ありつね議員は、保健所の医療・予防・見守り体制を質問し、その構築の重要性を強調した。これに対し、花川與惣太区長は、これまでの取り組みを評価しつつ今後の体制強化に向けた具体策を示した。特に、訪問看護師による健康観察や、北区医師会との密接な連携を強化することで、自宅療養者への支援体制を一層充実させる考えを述べた。
さらに、教育長の清正浩靖氏は、新型コロナウイルス感染症への対応として、学校教育機関及び保育園での感染対策を報告した。感染拡大に伴う一斉休校後の影響を受け、多様な教育活動における感染防止対策を徹底し、学びの場の安全確保に努めていると説明した。
また、障がい者・高齢者福祉に関する議論も行われ、Marginalized individualsへの支援が強調された。新型コロナウイルス感染症拡大中においても、必要な支援体制が求められている。
一方、北区ゼロカーボンシティ宣言を受け、環境資源の見直しに関する提言もなされた。「街路灯・私道防犯灯のLED化が遅れている現状を踏まえ、早急に対策を講じる必要がある」との指摘は、区民の生活環境向上に向けた切実な要望を反映している。