令和六年二月五日の東京都北区議会臨時会が開かれた。
今回の臨時会では、三つの重要な議案が提示された。第一号議案は「東京都北区手数料条例の一部を改正する条例」、第二号議案は「(仮称)北区立都の北学園新築工事請負契約の一部を変更する契約」、そして第三号議案は「令和五年度東京都北区一般会計補正予算(第六号)」である。
区長の山田加奈子氏は第一号議案に関連して、「戸籍法の改正に伴い手数料の新設を行うため」とその背景を説明した。今後の社会情勢に合わせた条例の改正は、より透明性ある区政を目指す目的で進められると述べた。
次に、第二号議案の詳しい説明も行われた。山田区長は「北区立都の北学園の新築工事にかかわる契約の一部変更が必要である」と強調し、プロジェクトの進行状況についても報告した。
第三号議案では、一般会計補正予算が提示され、歳出として物価高騰への対応策が盛り込まれている。山田区長は「国の経済対策に基づき、エネルギーや食料品価格に対する支援を強化する」と述べ、住民への支援の必要性を訴えた。今回の補正予算額は、歳入歳出同額の六億二千九百七十二万二千円となり、これにより補正後の予算額は二千九十七億八千三百三十七万二千円となる。
委員会審査の結果、すべての議案は原案どおり可決され、区民へのサービス向上が期待されている。議長の大沢たかし氏はこの結果に喜びを表し、今後の施策への期待を寄せた。政策の実行によって、地域の活性化が進むことが期待されている。
議会が終了した後、山田区長は「全ての案件が承認されたことに感謝し、引き続き区政運営において議員の皆様の協力をお願いしたい」と述べ、閉会の挨拶を行った。