令和2年11月16日、東京都北区の全員協議会が開かれた。
主な議題は、全32件の議案提案であった。
中でも、特に注目されたのは第61号から第63号議案までの3議案である。
第61号議案では、東京都北区立体育施設条例の一部改正が提案された。
これに関して、花川與惣太区長は、「谷端プール多目的広場を廃止し、本条例を経て多くの市民に新たな体育施設を提供する方針を示します」と強調した。
続いて第62号議案の東京都北区学童クラブの運営に関する条例の改正が提案された。
ここでは、新設学童クラブの設置と既存クラブの拡充案が含まれ、131名の待機児童解消に向けた取り組みが示された。
この件に関し、氏江子どもわくわく課長は、「105名の定員拡大を予定しており、令和3年の春には多くの児童がこの新しい環境で育てられるよう願っています」と述べた。
さらに、第63号議案では、東京都北区立子ども発達支援センターさくらんぼ園条例の改正が提案され、福祉型児童発達支援センターとしての機能移行が行われる予定だ。
担当者は、「この移行により、発達障害を持つ子ども達への支援がより一層強化され、質の高いサービスが提供されることを目指します」と述べた。
他にも、複数の条例改正案が審議され、特に高齢者福祉施設や学童クラブに関する提案が多く寄せられた。
また、補正予算案では、特定財源を用いて、新たな福祉施設の設置や運営体制の強化を図る内容が含まれている。
全体として、北区は市民の生活環境の向上を目指し、多岐にわたる施策を推進していることが浮き彫りとなる会議であった。