令和5年6月20日、東京都北区議会の定例会が開催され、山田加奈子区長が就任後、初の施政方針及び所信表明を行った。区長は「みんなで創る。北区新時代」をテーマに掲げ、区民の豊かさを実現するための具体的な施策を示した。
区長は、まず自らの改革意欲を強調した。特に、区民サービスの向上に向け、行財政改革に取り組む姿勢を示している。区長は「区民の声をしっかり聞き、自分の目で確かめる現場主義」を奉じ、区政運営を進めていくことを誓った。
法案として提出された「東京都北区長の退職手当の特例に関する条例」において、区長は退職手当の支給を見直すことを明言している。区長自身が不要なコスト削減を体現することで、職員にもその働きを求めていくとしている。
また、子育て支援においては、幼稚園の給食費の無償化が実施されることが示された。区長は、すべての子どもたちが健やかに育つための政策を指示し、教育や福祉における多様な施策の展開を期待される。加えて、早急な不登校児支援や教育の質の向上が今後の課題として挙がっている。
区長は地域の防災力向上にも取り組む方針を示しており、大規模水害への対策や、避難所の整備に励む意向を表明した。特に、石神井川や荒川の氾濫リスクへの備えが重要視され、議会内よりも多くの再考が促されていると述べられた。
北区の調査において、特に待機児童問題や老朽化した施設の対策についての話し合いが進む中、区民の高齢化への対応として、医療・介護連携が強化されることが期待されている。特に、施設の機能強化や職員の確保に関して必要な施策を推進する意義が強調されている。
今後、山田区長が示した施策がいかに実行に移され、区民にどのような影響を与えるかが注目される。区政への期待が高まる中、再度議会での協議を踏まえ、具体的な戦略や实施時期の発表が望まれる。