令和3年11月15日、東京都北区の全員協議会が開会された。会の中で多くの議案が提案され、特に注目されるのが組織改正や自転車駐車場の条例案である。
改正案の中で、まず第96号議案の健康福祉部を福祉部と健康部に分ける組織改正が提案される。この改正により、職員の配分が重要な課題となり、山田 健太議員は、「専門職の確保が不可欠」と強調した。
次に、自転車駐車場に関する第97号議案が取り上げられる。赤羽駅西口駅前自転車駐車場の新設が提案される中で、福田 光一議員は利用料金について疑問を呈し、料金体系が他区と似たようになっているとした。施設管理課の稲垣 課長は、「料金設定は負担感を考慮している」と説明した。
さらに、飛鳥中学校の設置に関する第98号議案も挙げられ、リノベーションに向けて現行の位置から元の位置に移転することが提案された。この改正により、新たに設置される学校の役割が期待される。特に、学童クラブの運営に関する第99号議案では、既存の学童クラブが廃止され、新設の王子っ子クラブが説明される。
続いて、特別区の人事及び厚生事務組合に関係する第100号議案も審議されることとなり、改正内容が説明された。この施策に対し、さがら としこ議員は人員の確保について懸念を示し、区長の花川与惣太氏は「専門知識を持つ人材の採用には力を入れる」との意向を示した。
公園管理に関する議案も目を引く。第103号から第106号議案では、複数の公園の指定管理者指定が行われる。指定管理者制度を通じて、公園の利用促進や地域コミュニティの活性化が図られるという観点で議論が進められた。この中で、松栄グループの提案が取り上げられ、地域への良好な関係構築が期待されている。
一方、赤羽駅南口記載の自転車駐車場に対する第108号議案が新聞報道されている中、議会では国からのガイドラインに基づいた運営が適用される見込みであることが確認された。このように、今回の会議では、地域の利便性を高める提案が数多くされ、今後の運営に期待が寄せられている。