令和3年第3回北区議会定例会では、令和2年度の決算審査が行われた。
議会では、昨年度の収支について詳細が議論され、特に歳入の確保が重要視された。また、経費削減についても意見が交わされ、効率的な運営の必要性が指摘された。
北区財政部長の佐藤健氏は、昨年度の決算内容を踏まえ、収入が計画よりも減少したことを報告。その原因として、コロナウイルスの影響による税収の減少を挙げた。
また、経費削減につながる施策を強調し、「行政サービスの維持を最優先にしなければならない」と述べ、安心・安全な社会の実現に向けた取り組みの重要性を訴えた。
一方、議員の鈴木花子氏は、特別会計の見直しを提案し、無駄な支出を徹底的に見直す必要を訴える。「この機会に全体の見直しを進めるべきだ」と発言し、議会内でのさらなる議論を促した。これに対し、佐藤氏は、「見直しは慎重に行いたい」と応じた。
さらに、決算審査に関連して、環境保護や福祉施策の支出についての評価もなされた。福祉政策に対する支出が重要であるとし、地域住民の生活向上に寄与する施策が求められた。