令和4年第1回下野市議会臨時会が、1月20日午前9時に開会した。
出席議員は17名で、会議は順調に進行した。
議事日程の最初には、会議録の署名議員として、五戸豊弘氏と貝木幸男氏が指名された。
続いて、会期の決定が行われ、本臨時会の会期は1日と決定された。
議長の小谷野晴夫氏が日程第3の「諸般の報告」を進行し、市長から議案の受理について報告があった。
議題に上がったのは、令和3年度下野市一般会計補正予算(第11号)である。
この補正予算は、子育て世帯に対する臨時特別給付金と、住民税非課税世帯への給付金を計上するもので、8050万円を追加する内容が含まれている。
広瀬寿雄市長は「この補正予算により、対象世帯への支給が円滑に行えるよう努めてまいります」と述べた。
財源は新型コロナウイルスに関連する交付金や補助金から確保されることが報告された。
議案の詳細説明に続き、議員からの質疑が行われた。
坂村哲也氏の質問では、給付金の申請方法について確認が求められ、社会福祉課長の仙頭明久氏が詳細に応じた。
彼は「特例給付金は申請不要で、住民税非課税世帯向けの給付金は対象初期確認が必要です」と強調した。
さらに、FAQでは高齢者への申請補助についても言及され、「具体的には民生委員と協力し周知を図る方針です」と説明した。
この議会では、議案を質疑・討論を省略し、起立による採決が行われ、原案通り可決された。
議会の最後に、広瀬市長は「市民の皆様に対しても、感染防止対策について引き続きお願い申し上げます」と呼びかけた。
また、オミクロン株の感染拡大についても警告し、適切な行動を促した。