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下野市議会臨時会、補正予算791万6,000円可決

下野市議会の臨時会で、補正予算791万6,000円が全会一致で可決。市民の安全確保対策が喫緊の課題。
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令和元年7月8日、下野市議会臨時会が開催され、重要な議題が上程された。

 本会議では、議案第27号の「令和元年度下野市一般会計補正予算(第3号)」が承認された。この議案は、すみれ作業所の老朽化に伴うアスベスト問題に対処するためのもので、補正額は791万6,000円に及ぶ。また、総額は275億751万6,000円となる。

 広瀬寿雄市長は、提案理由の説明で「全庁的な再検討の結果、補正予算を計上した」と述べた。これにより、飛散防止工事及び仮設作業所の設置に必要な経費が盛り込まれている。具体的には、既存施設の外壁工事やプレハブ仮設作業所を立ち上げるための設計費が含まれる。

 議案に対する質疑も活発に行われ、特に利用者の安全面が焦点となった。健康福祉部長の手塚均氏は、「仮設作業所には各部屋にエアコンを設置し、酷暑対策を講じる」と答えた。これに対して、議員からは、更なる配慮が求められた。

 また、施設利用者の通所の安全性についても議論が行われた。議員の大島昌弘氏が、「環境が障がい者に与える影響は大きい。空調管理を徹底する必要がある」と指摘したのに対し、手塚部長は「定期的に指導員を巡回させ、適切な環境を整えていく」との方針を示した。

 会議での質疑を経て、最終的に議案第27号は賛成全員のもとで可決された。会期はこの日のみとし、議事の終了後、広瀬市長からは議案通過への感謝の気持ちが表明された。特に、カナダでの柔道大会での市内出身選手の優勝を喜び、さらなる市の発展に期待が寄せられた。

 さらに、下野市は住みやすさランキングで栃木県内1位に輝くなど、地域の生活環境向上にも力を入れている。市長は「市民と共に、より良い環境を作っていく」と力強く訴えた。今後の活動に期待が持たれるところである。

議会開催日
議会名令和元年第1回下野市議会臨時会
議事録
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