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下野市議会、ICT活用や高齢者交通事故対策で議論

下野市の定例会で、GIGAスクール構想や高齢者交通事故対策が議論され。AI導入や市民サービス向上の方策が明らかに。
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令和2年9月7日、下野市議会第3回定例会が開かれ、主要な議題として一般質問が行われた。本日のセッションでは、市のICT活用に関するGIGAスクール構想や高齢者の交通事故対策に焦点が当てられた。

まず、一般質問の中で伊藤陽一議員がGIGAスクール構想について言及した。教育長の池澤勤氏は、下野市が推進するGIGAスクール構想の一環として、全学年で児童・生徒に1台ずつタブレット端末を配備する計画を説明した。具体的には、5,300台のタブレット端末を今年度中に配備予定で、教育の質を向上させる取り組みと位置づけている。さらに、ネットワーク整備にも力を入れ、児童全員が同時に動画を視聴できる環境を整備する方針を明らかにした。池澤教育長は、教育環境を向上させるために、ICT機器がどのように活用されるのか具体的事例を挙げ、今後も教育委員会と連携を図りながら支援を行う意向を示した。

次に、伊藤議員の質問に対し、市長の広瀬寿雄氏は、AIの導入とIT化が市民サービスの向上に寄与すると述べた。市では、事務の効率化や市民サービスの向上を実現するために、AIを活用した議事録作成支援システムの導入を決定した。また、デマンドバスへのAIの活用も検討しており、コロナの影響を踏まえた新しいサービス提供の形を模索している。市長は、これらの取り組みが市民生活の質を高め、効率的な行政運営を助けると強調した。

さらに、貝木幸男議員は高齢者の交通事故対策について質問を行い、補助金制度の導入を求めた。市長は、現在行われているサポカー補助金制度に言及しつつ、本市としての独自の補助制度の導入についても慎重に検討する意向を示した。特に高齢者運転者による事故が急増している現状を踏まえ、多くの高齢者が安全に運転できる環境作りの重要性を述べた。

最後に、奥田勉議員が河川敷の維持管理について質問し、市の取り組み状況を確認。市長は各河川の維持管理を行うほか、地域住民との協力を通じた環境美化活動への参加を呼びかけ、今後の取り組みに期待を寄せた。

議会開催日
議会名令和2年9月下野市議会定例会 第3回
議事録
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