令和6年第1回下野市議会定例会において、いくつかの重要なテーマが取り上げられた。
最初に、相澤康男議員の質問が新産業団地の現状と計画について集中して行われた。
しもつけ産業団地が予約公募で順調な進捗を見せる中、今後の雇用創出や税収の見込みについての回答が期待されるが、坂村哲也市長は正式な契約がまだであるため詳細は未確定と述べた。
また、産業団地整備後のさらなる新たな産業団地の整備に向けた調査活動も進められており、候補地の選定には慎重を期す必要があるとした。
次に、市制20周年に向けた方策に関しても相澤議員が意見を述べた。
坂村市長は、20周年記念事業実行委員会の設立を提案し、記念式典や新たなプロジェクトの発信を通じて市民の一体感を育む重要性を強調した。市民が共に参加できる仕組みづくりを進めることで、より良い下野市の発展に寄与すると主張した。
また、加藤好雄議員による県南広域的水道整備事業に関する質問もあり、地下水と表流水の利用方法について議論が繰り広げられた。市長は、地下水と表流水のリスクを精査し、両者を効果的に利用する必要性を強調した。さらに、料金システムや将来の財政負担についても慎重に検討を進めていると述べた。
これらの質問に対し、議員たちは具体的なデータに基づいた説明を求め、市民納得の重要性を再三指摘した。市民生活に直結する水道事業について、会議を通して活発な意見が交わされ、今後の政策に期待が寄せられている。
市長は、安定した水道供給の重要性を再認識し、必要な対策を講じる方針を示した。