令和元年6月4日、下野市議会において定例会が開催された。
本日の議題は、議案第23号から第25号までの3件と陳情第1号である。
まず議案について、村尾光子議員が質疑を行い、数々の質問が寄せられた。特に注目されたのは、「すみれ作業所」外壁修繕工事の715万円に関する質問である。村尾議員は、移転計画の理由として老朽化が挙げられているが、修繕後の建物の使用可能性を疑問視し、さらに建物の安全性やアスベストの問題も取り上げた。
これに対し、手塚均健康福祉部長は、アスベストの飛散防止工事を行う方針であるとし、施設利用者及び近隣住民への配慮を最優先にしていると述べた。加えて、移転を早めることは難しいとの見解も示された。
また、村尾議員は、プレミアム付商品券の発行についても質問した。手塚部長は、商品券取りまとめ業務を下野市商工会と石橋商工会に委託し、商品券の換金業務についても商工会による運営を予定していると答弁した。
加えて、児童扶養手当受給者への臨時・特別給付金の支給についても言及された。対象者は未婚のひとり親であり、申請方法や周知策についても詳細が説明された。対象者数は約60名で、給付額は一律1万7,500円になる見込みである。
全会議の終わりに、議長は次回の本会議について6月13日午前9時30分からと告知。そして日程がすべて終了し、散会を宣告した。今回の会議では、特に「すみれ作業所」の移転計画など、多くの議論が行われたが、それに伴う不安も浮上している様子が見受けられた。