令和4年第2回下野市議会定例会が6月9日に開会した。
会期は6月24日までの16日間と決定され、議事が進行した。
最初に、会議録の署名議員として3番の鈴木一司氏、4番の石川浩氏が指名された。
その後、初めに議員の辞職に関する報告があり、6月1日付で坂村哲也氏が辞職したことが通知された。
委員会委員の補充についても、議長が貝木幸男氏を新たに指名すると報告された。
つづいて、選挙管理委員会の委員及び同補充員の選任が行われ、金田幸子氏らが委員に、菅沼みや子氏らが補充員として選ばれた。
この選任に際し、異議はなく、採決の結果決定された。
広瀬寿雄市長は新型コロナウイルスについての現状を報告した。
ワクチンの4回目接種に関する準備状況も説明し、60歳以上に接種券を送付するとした。
また、全対象者での3回目接種率が70.77%であることも言及し、若い世代への接種促進を呼びかけた。
承認第3号について、低所得の子育て世帯に向けた生活支援金が5万円支給される予定であると報告された。
この施策に関して、議員からは税金負担に対する懸念が示され、議論が交わされた。
具体的には、国の借金や社会情勢を考慮しながらの支出についての懸念が表明された。
報告第2号から報告第5号までの内容についても一括報告が行われ、昨年度の継続費や繰越明許費の状況が詳述された。
予算に関して、複数の補正予算が提案され、議案31号では263億1,656万円を総額とする補正が審議された。
多くの項目に関して、補正予算の必要性が議論された。
特に、新型コロナウイルスや物価高騰の影響を受けた公共交通対策や道の駅の管理費用が挙げられ、市議会はこれを承認した。
最後に、議案第32号として、地方卸売市場に関する無償貸付の決定が報告され、これも異議なく承認された。
本定例会は明日6月10日にも開催され、一般質問が行われる予定である。