令和4年6月13日、下野市議会は定例会の第3日目を迎え、小児への新型コロナワクチン接種や異なった種類のワクチン接種の有効性、安全性についての一般質問が行われた。
最初に石川浩議員が、小児への新型コロナウイルスワクチン接種について質問した。
この件に関して、石川氏は接種の効果やリスクについて情報提供を求め、接種券が自動的に届くことでワクチンが安心と考えがちであることを指摘した。特に、厚生労働省が示すエビデンスに疑問を呈し、ワクチン接種に関する透明な情報の提供が求められると強調した。
石川氏はまた、異なる種類のワクチン接種の有効性、安全性についても言及し、厚生労働省のホームページにある資料の改訂についての必要性を問うた。この点に対し、市長の広瀬寿雄氏は現行の検討状況を説明し、ワクチン接種に関わる情報を市民に周知していく必要があると述べた。
その後、鈴木一司議員が保健・福祉ガイドブックの内容について質疑を行った。鈴木氏は、ガイドブックの情報が幅広い世代に向けて適切に整理されていないとの意見を述べ、見やすさや情報提供方法の見直しを提案した。これに対し、市長は視覚的に改善する方向性を示し、より使いやすい情報提供を目指す意向を示した。
最後に、大島昌弘議員が農業政策について質問し、特に新規就農者に対する支援策、農道の保全・管理について言及した。彼は農業経営の支援策や地域活性化の重要性を強調し、行政の役割について具体的な取り組みを求めた。また、市長は、農業の担い手を育成するための具体的な施策は必要であると述べた。特に、農道の管理に関しては地域住民との広い連携を求める方針を明言した。
こうした会議を経て、市は今後も市民の安心・安全を確保するため、必要な情報の透明な提供や支援策を強化していく必要があるだろうとされている。