令和6年第2回下野市議会定例会が令和6年5月30日に開会した。
出席議員は18名。議長石田陽一氏が議会運営を行う中、日程に従い会議が進行した。初めに議会の会期が、6月14日までの16日間と決定される。続いて、坂村哲也市長から提出された議案が28件受理されたことが報告された。
議長を交代するために一時休憩を挟んだ後、追加日程に議長の辞職についてが加えられ、石田議長が辞職した。同時に新たに議長に大島昌弘議員が選出され、当選の挨拶を行った。大島議長は、市民の幸福向上に向けて議員全員が団結し、議会の運営を行うことを誓った。
また、前副議長相澤康男議員の辞職も許可され、副議長には貝木幸男議員が選出された。両議員の退任挨拶は、これからの議会の発展を願うものであった。
次に、常任委員会及び議会運営委員会の構成も決定され、各委員会の正副委員長が報告されることとなった。議長は今回の会議運営に関し、議員間の理解や協力を強調した。
市長は昨今の経済状況や市内外での施策について、報告を行った。特に、5月の月例経済報告では緩やかな回復が見込まれる中、物価上昇についても触れた。また、能登半島地震に対する支援活動についても言及し、本市から派遣された職員の活動の報告がされた。
議案内容には、令和6年度下野市一般会計補正予算や駅周辺土地区画整理に関する報告などが含まれた。具体的には、生活困窮者支援のための施策が重要な議題とされ、市民生活に密接に関わる意見が多く寄せられた。
議決では、すべての議案が原案通り承認され、議会は順調に進行した。こうした議事が全て終了した後、次回の議会日程が発表され、午後2時19分に散会となった。今後の議会活動が市民の期待に応えられるものとなることが期待されている。