令和2年6月4日、下野市議会第2回定例会が開会された。
出席議員17名のもと、議事日程に基づいて構成された議会の運営が始まったことである。
議長の秋山幸男氏は、日程第1から第10までを進行する中で、議会の活性化や委員会の選任を行った。
特に注目すべきは、日程第1の議長の辞職の議題であった。ここで副議長を務めた石田陽一氏が議長職の付随業務の進行を担い、辞職願を提出した。議長職はその後、全会一致で許可された。
続いて、秋山氏の退任挨拶があり、「2年間の職責は、議員及び市民の支援のおかげで全うできた」と感謝の意を表明した。
次に行われたのは議長選挙であった。新たに選出された議長には小谷野晴夫氏が就任した。彼は議長に選出されたことへの感謝、及び新型コロナウイルス感染症への対応等について言及し、議会運営の信頼性向上へ向け努力する意向を示した。
副議長選挙では、大島昌弘氏が選任され、彼も同様に市政や議会の発展に努める意思を表明した。
議会活性化特別委員会の委員選任も行われ、議長就任のため秋山氏が辞任し、改めて新たなメンバーが選任された。
市長の広瀬寿雄氏は、議長選出後にその挨拶で、委員会及び執行部の協力の重要性について強調した。特に新型コロナウイルスに関連する様々な市の課題があると指摘し、議会運営においても市民に信頼されるよう努める必要があると述べた。
会期の決定も行われ、15日間のスケジュールが取り決められた。
様々な報告や議案の提案がなされたが、特に経済対策に関連する内容が多く含まれており、市民生活支援のためのプレミアム付商品券発行事業などが挙げられた。
この議会では、上記以外にも新型コロナウイルスの影響を受けた経済への支援策が重要視されているようで、今後の議論や進行に期待が寄せられる。議会の活動は、地域市民の生活に直接的な影響を与えるため、その透明性や迅速さが望まれている。