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下野市、浸水対策とごみ減量化に向けた新施策を発表

下野市議会では浸水対策やごみ減量化をテーマに議論が展開された。市長は新たな取り組みを強調。
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令和3年9月6日、下野市議会は第3回定例会を開き、一般質問を行った。

市民の安全や環境への配慮が強く求められる中、本議会では浸水対策が大きな焦点として取り上げられた。特に、貝木幸男議員は豪雨による浸水被害の教訓から、公共施設だけでなく民間住宅や老人ホームにも対応した越水対策の必要性を強調した。これに対し、広瀬市長は、「治水対策に取り組むことの重要性」を述べ、既に設置された止水壁やボックスウオールの効果を挙げた。

同時に、浸水被害を軽減するための治水対策として、県や国との協力のもと、他市町と連携した流域治水プロジェクトの進展についても説明した。市内の姿川や田川では、堤防の強化工事が進められ、地域の防災力向上に繋がることが期待されている。さらに、危機管理型水位計や河川監視カメラの設置が進み、住民が河川状況を把握できる体制を整えることの重要性も示された。

次に、五戸豊弘議員がごみの減量化について質問した。議員は、下野市でのごみ排出量の増加に対して、住民への説明や対応策の重要性を訴えた。本市ではごみ袋の有料化を含めた対策が検討されているが、議員はその実施が市民に与える影響や不法投棄の懸念についても言及した。市長は、減量化に向けた具体的な計画や取組を詳細に説明した。また、持続可能な社会の形成を念頭に置き、地域資源のリサイクル促進や様々な分別施策が導入される予定である。

最後に、坂村哲也議員が内部統制制度に関する質問を行った。公金詐取事件の教訓を受けて、組織の在り方やコンプライアンスの確立が本市にとって最重要課題であるとの認識が共有された。市長は、内部統制の実施にあたる準備状況と今後の展望を説明し、組織のガバナンス強化に向けた取組を進める決意を示した。この議会は、今後の防災・減災対策と市民生活の向上に向け、重要な施策を議論する場としての役割を果たしている。

今後とも市民の期待に応えられるよう、議会は本市の発展に寄与していくことが求められる。

議会開催日
議会名令和3年9月下野市議会定例会 第3回
議事録
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