令和6年第1回下野市議会定例会が2月29日に開かれた。議題には議案第2号から第27号までの26件が含まれており、質疑が行われた。
質疑は主に、石川浩議員が提唱した「東の飛鳥プロジェクト」に関するものであった。石川議員は、平成31年のプロジェクトとの違いと、単独のホームページの必要性について質問した。これに対して、総合政策部長の伊澤巳佐雄氏は、今回のプロジェクトが地域活性化やブランディングに寄与することを説明した。
東の飛鳥プロジェクトは、歴史文化の特性を活かすための取り組みとして位置付けられ、全庁体制でのプロジェクトチームを発足させる計画が示された。さらに、令和6年度に「シモツケ くらし ウッテツケ」という新たなプロジェクトが展開され、地域の魅力向上を目指す方針があるとした。特に、作品をオンラインで発信するためのホームページやSNSを活用したPRが検討されている。
また、村尾光子議員は水道事業会計に関する質疑を行った。漏水対策に関して、保沢明建設水道部長は、漏水調査の結果423か所の漏水可能地点を特定し修繕を進める方針を伝えた。また、しもつけ産業団地への給水計画においては、南河内第12水源の設備整備について説明があり、水道事業への影響の軽減を強調した。
質疑が終結した後、議長の石田陽一氏は議案を各常任委員会に付託することを提案し、続いて陳情第1号についても同様に付託が決定された。次回の本会議は、3月18日に開催される予定である。