令和2年第1回下野市議会第5日では、議案第1号から議案第23号までの質疑が行われた。今回の会議では、学童保育事業や農業支援に関する予算計上が中心的なテーマとして扱われた。
磯辺香代議員は、議案第6号に関連し、学童保育事業所運営費の補助金について尋ねた。磯辺氏は、民間学童保育事業所への補助金が初めての試みであるかについて確認し、運営の透明性を求めた。手塚均健康福祉部長は、補助金の目的は市内の学童保育室の担い手確保と支援員の質向上であると述べ、補助金の具体的な内訳について詳しい説明を行った。
また、磯辺氏は強い農業・担い手づくり総合支援交付金事業に関し具体的な使用先としての産地基幹施設の設立について質問した。栃本邦憲産業振興部長は、この事業が地域担い手の育成を目指すものであり、特にトマトの高度環境制御栽培施設建設の支援が想定されていると応じた。
他にも、デオマジックを使用した悪臭対策についての進捗や、市が権限移譲を受ける都市計画法34条11号の運用メリットについて質疑が行われた。建設水道部長は、権限移譲により市民サービス向上が期待され、事務処理の迅速化が図られるとの見通しを示した。
各議員の質問に対し、行政は詳細に答え、会議は情報共有と各議案に関する判断材料を得る場となった。議案第23号までの日程は、各所管の常任委員会に付託される。
次回の本会議は3月13日午前9時30分から開催される予定である。