令和3年6月3日、下野市議会は令和3年第2回定例会を開催した。
出席議員は17名で、本日の議題について審議が行われた。
会議では、まず会期を16日間に決定し、議案受理について市長から説明があった。
今回提出された議案は、同意16件、承認7件、及び議案5件、計32件である。
特に、新型コロナウイルスワクチン接種に関連した議案が目立った。
市長の広瀬寿雄氏は新型コロナウイルスワクチン接種の進捗状況について詳細を報告した。
医療従事者への接種は5297回が完了し、高齢者への接種は2385件に上るという。
65歳以上の高齢者での接種率は18.5%に達し、中には930名以上が対象に含まれる。
さらに、村民への依存も含んだ推進を強調した。
次に、農業委員会の委員任命について、市長は適任者を挙げ、人事案件としての意義を訴えた。
農業委員会委員は任期満了に伴い、必要性が増すとし、今後も経験者を起用し、人数の入替を円滑に進めることを意義深いものとした。
承認案件の中では、低所得の子育て世帯に向けた特別給付金事業について、緊急に5000万円を措置する計画が確認された。
その一環として、子ども一人当たりに支給する生活支援金額は5万円となる。
さらに、手続の見直しに関して、押印を求めない新たな方針が導入され、特に新型コロナウイルス対策として、手続の簡略化に向け積極的な改善が意図される。
その施行は7月1日を予定している。
議案第36号の補正予算案も通過し、287億円の予算を新たに組み直すことも決定した。
この補整には、ワクチン接種協力医療機関への交付金も取り入れられており、施設の改修に向けた支援等をも盛り込んでいる。