令和2年12月8日に開催された下野市議会第4回定例会では、重要な議案に対する審議が行われた。
この日は、議案第55号から議案第71号までの17件について質疑があり、村尾光子氏が主に公園施設の長寿命化対策事業について質問を投げかけた。彼女は、国庫支出金と歳出の不一致について疑問を持ち、説明を求めた。建設水道部長の瀧澤卓倫氏は、国庫補助金の交付決定に基づいて補助金の増額を求めたことを説明し、金額の違いは教育委員会の別処山に充当されると述べた。
続いて、村尾氏は市道1-3号線整備事業について、歳出の大幅な減額の理由を問うた。瀧澤氏は、国庫補助金の減少による振替について言及し、令和5年度を目指して国への補助金の要望活動を進める意向を示した。この事業は計画通り進捗する見込みがあるという。
また、複合施設整備事業についても質問があり、村尾氏は契約額との齟齬について説明を求めた。教育次長の清水光則氏は、工事費に加え附帯工事や備品購入費が計上されており、これが契約額と差を生じさせていると説明した。
健康福祉部長の手塚均氏も登場し、保健福祉センターの料金設定について説明。彼は、料金の算出根拠となる計算式の内訳を詳しく解説し、この計算式が合併時に定められたものであることを強調した。
この会議では、最終的に質疑は終了し、議案17件はそれぞれの常任委員会へ付託されることとなった。さらに、陳情第3号は所管常任委員会に付託されることが決定された。次回の本会議は12月17日に予定されている。議事はスムーズに進行し、各議員の質疑に対する丁寧な回答が見られた。