令和元年第2回下野市議会定例会が開会した。
市長の広瀬寿雄氏は、冒頭で神奈川県川崎市で発生した殺傷事件を受けて、子供や地域の安全・安心の確保に向けた対策を強調した。
また、地域の防犯・安全対策について市民との連携を強化し、研修会の実施を発表した。これにより、特に交通指導員や地域見守りボランティアを対象とした教室の開催を決定している。
さらに、市政運営の取り組みとして「第40回天平の花まつり」の成功を報告し、約20万2,000人の来場者があったことに触れた。今後も地域活性化を目指して様々なイベントの開催を計画している。
大松山運動公園のリニューアルオープンも話題に上がった。改修後は、陸上競技場や多目的グラウンドが整備されており、東京オリンピックのキャンプ候補地として登録されたことを発表した。市民総スポーツの実現に向け、多くの人々に利用してもらいたいと語った。
下野市の歴史を漫画で学ぶ事業や、歴史的風致維持向上計画の策定についても述べられ、地域の歴史や文化の魅力を発信していく考えを示した。この計画は国の認定を受けたもので、市内20事業の積極的な実施が期待される。
また、立地適正化計画の策定や、道の駅しもつけにスターバックスの出店を進める方針を示した。老舗施設の強化とともに、地域活性化に寄与したい考えが見える。
さらには、税制改正による条例改正案が提出されており、軽自動車税や国民健康保険税の見直しが議題となっている。市民の負担軽減を目指して、慎重な審議をお願いしたいとのコメントも発信された。