令和4年12月定例会が開催され、出席議員24名と市長、各部長が出席した。
会議は午前10時1分に開会され、議長の山菅直己氏が議事の開始を宣言した。初めに議事課長の恩田俊彦氏が、本日の議事日程を紹介し、発言の取消しや一般質問が議題に上がることを報告した。
次に、山城サミット等で地域の魅力の発信を試みた長浜成仁議員が一般質問を行った。長浜議員は、奥佐野の認知度向上と観光資源のパッケージ化が重要であることを訴え、今後の施策を模索した。さらに高まる関心を受け、金子裕市長は、市の観光資源を使い、地域振興へ繋げる考えを示した。
続いて、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンに関する議論がなされた。不安を持つ市民に向けて、鈴木誠蔵健康医療部長が取り組みを説明し、ワクチン接種を促進する考えを強調した。感染症対策を進める中で、若い世代の健康を守ることが重要である。
また、次の質問では令和5年度の行政経営方針について予定され、寺岡利幸総合政策部長が説明した。持続可能な財政運営を目指し、民間活力の導入を強化することが確認された。
さのまるデザインの活用も話題となり、横田誠議員は、既存のデザインを広める重要性を説いて共感を呼びかけた。様々な工夫が今後必要である。
さらに、子ども施策に関する➜質問では、落合武史こども福祉部長が、児童の権利や意見表明機会に向けた取り組みを呈し、地域が共に理解し支援する必要性を訴えた。
最後に、地域振興や防災機能の整備を掲げる田所良夫議員が質疑を行った。国や民間との調整により、さまざまな物流企業の誘致やインフラ整備に向けた取り組みを推進、地域を活性化させる計画について触れる場面もあった。市の施策は地道に進められ、具体的な成果をだすには時間を要するが、市民の期待に応える施策が求められている。