令和5年3月の佐野市議会において、消防団の活性化や高病原性鳥インフルエンザの状況、旧小学校跡地活用等に関する議論が行われた。特に、消防団については、少子化や経済状況の変化による団員不足が喫緊の課題として指摘され、広域消防から単独消防に移行してからの7年での状況が強調された。
これまでの調査結果を受けて、消防団員の減少に対する対応策を検討中であり、地域貢献と活性化を両立させることが急務である。特に、新たな制度や報酬制度の策定が求められている中、消防庁長官が示した標準金額に基づいた適正化を図ることで、団員を確保する施策の推進が期待されている。
高病原性鳥インフルエンザに関しても、近隣県での発生状況が懸念されており、佐野市内での事前対策の重要性が再確認された。農場での感染防止対策や地域との連携強化が求められ、万が一の事態に備える体制の整備が焦点となった。
旧閑馬小学校跡地の活用に関しても、事業者が特定され、地域貢献の活動が求められる中、地域住民にとって必要なインフラやサービスの維持、今後の発展に向けた取り組みも不可欠であるとの意見が交わされた。
さらに、教育の重要性が強調され、下北沢南西地区への安全な消防、救急体制の整備についても課題となった。特に人口増加と災害リスクを考慮し、消防署等の必要性は高まる一方であり、地域住民に安全な環境を提供することが求められる。