令和5年第2回定例会で、議員による様々な重要質問が交わされた。
中でも注目されたのは「ふるさと納税のこれまでの推移と今後の展望等について」であり、神宮次秀樹議員が詳しく報告した。彼は、ふるさと納税の増加が地域産業振興において重要な役割を果たしていると述べた。
また、同議員は多面的機能支払交付事業推進協議会設立についても言及し、地方自治体の地域振興施策として期待される旨を語った。さらに、中山間地域に計画されている小さな拠点についても議論がなされ、地域活性化の観点からの重要性が強調された。
情報化計画について、早川貴光議員は、第4次佐野市情報化計画の進捗を確認し、さらなるIT活用を提案した。また萩原政夫議員は、水道事業や通学路における交通安全対策に関しても具体的な問題提起を行った。
小森隆一議員は、「誰も取り残さない不登校対策」について発言し、社会全体での支援の必要性を訴えた。また、熱中症対策の推進に向けた具体的な施策の実施を求めている。
さらに、鈴木靖宏議員は市長の危機管理について質問し、下水道使用料制度の見直しを提案した。佐野市文化会館のリニューアルについても意見が交わされ、地域文化の振興が図られることが期待される。
学校環境の安全向上に向け、横井帝之議員は小・中学校屋内運動場の整備状況を確認した。その他、災害用ドローン整備事業や、閉校した学校跡地活用に関する議論も行われた。
議会では、特に教育と福祉の分野における提案が多く見られ、中でも放課後児童クラブの現状改善を求める声があった。各議員の提案が今後の市政に影響を与えることが期待され、その進展が注目される。