令和3年2月、佐野市議会では新型コロナウイルス感染症対策や地域防災計画の見直しが主要議題として取り上げられました。
課題となった新型コロナウイルスの影響は、特に障害者支援施設「とちのみ学園」でのクラスター発生を通じて顕著に表れました。施設内で感染者が増加したことを受け、市は迅速に防護具やマスクの配布を行い、抗原検査を実施しました。今後も市全体で感染拡大防止を図るために様々な支援を検討していると報告されています。
また、議会では学童保育や子ども支援施設の職員への慰労金についても意見が交わされました。特に、感染症への不安を抱える職員に対し、市として何らかの支援が求められていますが、現時点で独自の慰労金支給の考えはないとのことでした。
次に、田沼地域の市街地活性化に関する取り組みが議論されました。地域の魅力を生かしたインキュベーション施設の設置が提案され、まちづくり株式会社の設立についても関心が寄せられました。
議論の中では、国道50号沿線の開発も重要視されており、地域資源を活用しながらのビジネスチャンスを生むことが期待されています。市長の発言でも新たなビジネス機会を創出し活性化を促進する意向が示されています。
最後に、佐野市のスポーツ施設も対象に復旧が進められていますが、老朽化の問題が指摘され、計画的な整備が必要であるとの認識が示されました。特に田沼グリーンスポーツセンター、栄公園野球場、田沼総合運動場の整備が求められており、これらの整備に向けた具体的な施策が期待されています。