令和5年第5回野木町議会定例会が、野木町議会議場にて11月30日に開会された。
出席議員は全ての14名が出席し、議事日程を元に進行された。
注目の議案は、議案第1号と第2号であり、議員報酬及び町長等の給与に関する条例の一部改正であった。
町長の真瀬宏子氏が議案第1号について説明を行い、「人事院勧告に基づき、期末手当を0.10月引き上げるものである」と述べた。
その後、質疑が行われ、坂口進治議員からは国の首相や大臣の給与引き上げ分の自主返納を踏まえた意見があったが、総務課長の真瀬英樹氏は、例年通り人事院勧告に従っていると答弁した。
一方で、坂口議員は「物価高の中、議員の報酬引き上げは町民感情を考えれば疑問が残る」と反対討論を行い、他の議員も賛否が分かれる中、最終的に原案が可決された。
次に、議案第2号である町長等の給与及び旅費に関する関係条例も同様に進められた。
こちらも期末手当を引き上げる内容であり、再び坂口議員が疑問を呈し、県内各市町の倣いを理由に提示されたが、町民感情についての懸念は各議員から上がることとなった。
この議案も可決され、引き続き、議案第3号から第12号までの各種補正予算が上程され、それぞれ慎重に審議された。
特に一般会計補正予算に関する十分な説明が求められ、各部長から詳細な数値が提示された。特に、介護保険特別会計補正予算においては、要支援者の増加により、大幅な賃上げが見込まれるとの述べられた。
議会は、野木町の予算案件に対する責任感の強さを示しつつ、次回に備えた審議が求められる重要な会議であった。