令和5年第1回野木町議会定例会が行われ、出席議員からは様々な議題が提起された。
特に、梅澤秀哉議員が以前の一般質問に関連して、学校関係やデジタル化の状況についてのフォローアップを行った。その中で、教育面でのデジタル化推進について町長からの説明があった。町にはタブレット端末が導入されているが、通信環境に関する問題が指摘された。真瀬宏子町長は通信回線の集約方法を見直し、各学校からの直接接続に切り替えた結果、通信障害が大幅に改善されたと述べた。
また、梅澤議員はふるさと納税についても質問を行い、町としての見解を求めた。町長は、ふるさと納税が地域の資源を活かし、町の活性化に寄与する重要な制度であることを強調し、今後も支援していく考えを示した。寄附件数の推移についても触れ、約70%の増加が見られたと報告したが、住民税の減少についても警戒する必要があるという認識を持っているようである。
さらに、野木町の観光についても議論が広がった。小川信子議員は、野木町の観光を推進する新たな提案を行い、町有施設の活用や観光大使の役割について具体的な意見を述べた。特に、ホフマン館やエニスホールでの作品展示を通じて地域の文化を発信することや、熱気球を使った観光イベントの拡充に期待を寄せた。