令和元年第7回野木町議会定例会が12月13日、午前10時より開催された。
本日の会議では、令和元年度一般会計補正予算を含む多くの議案が審議された。
出席した議員は14名であり、議長の黒川広氏が議事進行を行った。
まず、針谷武夫予算決算常任委員長が議案第8号の報告を行った。今回の補正予算の認定に関して、各課からの詳細な報告が行われ、質疑応答を通じて理解を深めていった。
この補正には、ふるさと納税に関連した新たな支出が計上され、その返礼分と役務費等の経費についても確認が求められた。針谷武夫氏は、「192万円の支出は収入の30%の返礼分であり、必要な経費である」と答弁した。
次に、議案第9号として提出された介護保険特別会計の補正予算も可決された。これは、特別養護老人ホームの増床による保険給付費の補正を目的としており、針谷氏は「2,900万円の補正は増加を見込んでのもの」と述べた。また、介護予防施策の強化についても意見が交わされた。
さらに、議案第10号に関する報告でも、後期高齢者医療に関する補正予算が承認され、住民課所管業務の詳細も確認された。
次に、公共下水道事業に関する議案第11号が審査され、「浸水対策施設の維持管理が国と町でそれぞれ行われる」との報告がなされた。
それに続き、野木町の道路線に関する議案第12号も全員一致で可決された。
また、下水道使用料に関する諮問が2件行われ、両案共に処分が妥当であるとの委員長報告がなされた。この件に関して宮崎美知子議員からは反対意見が表明され、「審査請求を通じて、町の対応を見直す機会とすべき」と強調した。
陳情や議員派遣なども報告され、特に議員の派遣に関する事項では、消防事務や農業水利事業において重要な役割を果たすべきことが確認された。
最後に、委員会の閉会中の継続審査申し出があり、各委員長からの報告が続き、今後の調査や審査に向けた方向性が示された。会議は午前11時09分に閉会した。