令和2年第1回野木町議会定例会の第3日が令和2年3月18日午前10時より開かれた。
出席議員は14名で、議長の黒川広氏が議事進行を行う中、様々な案件が扱われた。中でも、令和元年度野木町一般会計補正予算(第6号)が主な議題となり、質疑や討論が決定的な場面となった。
館野崇泰議員が地域福祉基金の減額補正について質問。具体的には、地域福祉事業において、社会福祉協議会や在宅福祉事業などの受託先が提出する請求書に基づき補助金が支給されるプロセスの理解を示した。
それに対し、町民生活部長の伏木富男氏は、補助金の交付が所要の手続きに基づいて進められていると説明。また、政策課長の酒井浩章氏は、「地域福祉基金の減額は、あくまで基金の繰入れ停止であり、一般財源で対応している」と強調した。
また、坂口進治議員は、学校校舎のトイレ改修工事の予算削減が求められる中、過去の工事費用との比較を行い、工事内容の透明性を求めるなどの意見を述べた。特に、工事費が高すぎるとの指摘が多く、各校のトイレ改修について適正価格の再評価を提言した。
議会内での討論は活発で、財政の厳しい状況下でも町民が納得できる予算措置を要望する声が上がっていた。地方自治法に基づく財政管理の観点からも、慎重な審査の重要性が再確認され、様々な補正予算に関する議案が一部は賛成、一部は反対という意見で可決されていった。特に、公共施設の維持管理や教育関連の投資に対する意見は割れた結果となった。
加えて、委員会からは、野木町の各種予算案や条例改正案について一連の報告が行われ、その他、立法および地方自治の重要性が強調されることとなる。